第9回研究会の開催風景
2009年11月17日(火)に第9回Webアクセスログ解析研究会を開催させていただきました。
今回はtwitterやYouTubeから来訪したユーザーをどのように顧客化するかについてディスカッションしました。
今後さらに増加するであろうtwitterを絡めたマーケティングに役立ちそうな改善策も挙げられました。
<第9回研究会:課題>アクセス解析からユーザーのニーズを読み解く
第9回の題材サイトはCG、WEBの制作プロダクション「
マシュマロスタジオ」様のオフィシャルサイトを取りあげさせていただきました。
twitterプロモーション、YouTubeソリューションなど常に新しいサービスを打ち出す「マシュマロスタジオ」様のサイトはどのようなユーザーが訪れているのかを解析しユーザーニーズを仮定してみました。
★今回のミッションミッション1:アクセス結果からユーザーが興味を持っている商品を見極める。
ミッション2:外部サービスtwitterやYouTubeからサイトへ引き込み、顧客化させる。
ミッション3:来訪者が行動しやすいサイトにするための改善策を見出す。
☆皆さんからご報告いただいた現状と改善案(※一部)[解析データ]twitterから「マシュマロスタジオ」サイトに来訪しているユーザーが多い。
対策:
twitterのプロフィールページに現状は「マシュマロスタジオ」のTOPページにリンクを貼っているが、「マシュマロスタジオ」のtwitter関連ページにダイレクトに貼った方が滞在時間/数が良くなると思われる。
[解析データ]サービス説明ページが1ページに集約されているため、どのサービスがよく閲覧されているか分かりづらい。
対策:
各サービスごとにページを分割する。また、この対応を行うことで検索エンジン対策にも有効だと思われる。
[解析データ]ビジネスアワーと夜間にアクセスのピークがある。各時間帯で絞り込んで解析を行ったところ夜間のピークはtwitterユーザーからのアクセスが多いことが分かった。
対策:
ビジネスアワーには受託制作などを訴求、夜間にはtwitter関連の情報を訴求したTOPページを2つ用意し時間帯によって表示を切り替えると良いと思われる。
具体的な数字、内容はレポートでは非公開とさせていただきましたが、
研究会ではリアルなアクセス解析数値を用いて改善策をディスカッションしています。
今回の研究会で挙げられた改善策は後日実際にサイトに反映し、その効果を次回以降の研究会で発表させていただきます。
<成果報告>第7回題材サイトのショップページへの遷移が上昇
第7回で取り上げた「
木曽の湧水 KISO」が研究会で挙がった改善策を試した報告も行いました。
研究会中に挙げられたTOPページから商品のショップページへの誘導を強化するというアイデアを試したところTOPページからショップページへの遷移数が大幅に上昇しました。
今後さらにコンバージョンが増加することを祈りつつ、引き続きの改善策の対応を行っていく予定です。